本当に妊娠中、
運動をしても
良いのですか?
普段、仕事や家事で
よく動いているのですが、
運動は必要ですか?
どんな効果が
あるのかしら?
どんな運動がいいのか
わかりません。具体的に
教えてもらいたいです。
もともと運動が苦手で、
運動を続ける自信が
ありません。どうしたら
いいですか?
家で簡単にできる運動
を教えて下さい。
でも、部屋はそんなに
広くありません。
上の子どもがいるので、なかなか思うように
運動する事ができません。一緒に、楽しみながら
できるものはありませんか?

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灘 久代 先生

こんにちは。
私は2012年の3月まで徳島文理大学の保健福祉学部看護学科で、助産学を担当しておりました灘 久代です。現在は京都光華女子大学で母性看護学・助産学を担当しております。

妊娠中の健康管理と出産に備えた体力作り(運動)について、お答えします。

近年、健康志向の高まりやお産に対する意識の向上、さらには妊婦運動の安全性の立証等により、生活の中に何らかの運動を取り入れている妊婦が増え、その種類は様々です。

しかし運動や体操が、スムーズな出産に効果的なことは知られていても、実行している人は少ないですね。しかも仕事や家事でバタバタしていると、わざわざ運動なんかしなくても良いのでは、と思ってしまいますよね。

ただ人の筋肉や関節は、日常生活で3割程度、肉体労働でも5割程度しか使われていないのです。
使わずにいる筋肉は当然、衰え、関節の可動範囲も狭くなります。
健康な体を保つには全身の関節や筋肉を動かし、ほぐす必要があります。
特に妊娠中の運動は、胎児の神経系の働きを刺激しあうため、知的発達を促進するといわれています。

そこで、妊娠中の健康管理と出産に備えた体力維持管理に役立つ、簡便で有効な運動として「阿波踊り体操 マタニティ編」を制作しました。
阿波踊りは、筋肉や関節を短時間で、しかも効果的に動かすことができ、妊婦やお産に必要な足、腰、腹筋が鍛えられることから、妊婦の運動としては最適です。

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妊婦スポーツの安全管理基準を踏まえた、無理のない有酸素運動です。
畳半畳のスペースさえあれば、どなたでもカンタンに続けられる体操です。

阿波踊り体操 マタニティ編

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阿波踊り体操 マタニティ編
  • 体操の企画・構成・監修:

    灘 久代(元 徳島文理大学 保健福祉学部 看護学科)
    (現 京都光華女子大学 健康科学部 看護学科)

  • 体操の指導:
    田中 俊夫 先生(徳島大学 大学開放実践センター)
  • 音楽のプログラミング:
    原井 俊典 先生(徳島文理大学短期大学部 音楽学科)
  • 音楽の監修

    灘 久代(元 徳島文理大学 保健福祉学部 看護学科)
    (現 京都光華女子大学 健康科学部 看護学科)

  • 撮影:
    伊勢 裕介(徳島文理大学 教員養成コンソーシアム四国)
  • 撮影・編集:
    立石 知恵子
    (徳島文理大学 教育研究支援ユニット メディアセンター)
阿波踊り体操 マタニティ編

阿波おどり体操 マタニティ編」は、20の体操動作に阿波おどりの自由踊りを組み入れた1回、6分50秒の体操で、早歩きの運動量です。

  • 阿波おどりの足の運び方・リズムのとり方など、阿波踊りの基本動作が自然に身につきます。
  • 音楽は2拍子の“ぞめき”のリズム。
    「お猿のかごや」「ずいずいずっころばし」などを取り入れ、子どもと一緒に楽しめます。
  • 阿波おどりの精神は、「踊る阿保に見る阿保、同じ阿保なら踊らなソンソン」
    上手い下手は関係なく、その場で全身の関節や筋肉を楽しく動かすことができます。
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どんな内容なの?

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